2026-04

八百屋の話

母の日は「子ども目線」で売れ|青果担当が教える、売り場が変わった日のこと

ある母の日の午後、ひとりの女の子が売り場に来た。小学校低学年くらいだろうか。うちの娘と同じくらいの年齢で、カーネーションの前でしばらくじっと立っていたあと、こちらを見上げてこう言った。「……どれがいいですか」お母さんにプレゼントしたい、とい...
山の話

【高崎山登山】サルだけじゃなかった。別府湾を一望する628mの小さな大きな山

「高崎山」と聞いて、まず何を思い浮かべますか。おそらく9割の人が「サル」と答えると思う。ニホンザルが1000頭以上いる自然動物園。子どもの頃にテレビで見た、あの場所。登山の山として意識したことは、正直なかった。ところが実際に登ってみたら、思...
八百屋の話

重いトマトだけが、正直だった

「このトマト、甘くなかった」そういう経験が重なると、人はだんだんトマトへの期待を下げていく。わかる。わたしもかつてはそうだった。でも青果の仕事を続けるうちに気づいたのは、「外れを引く」のは運じゃないということだ。トマトはちゃんと「読める」野...
八百屋の話

プロの八百屋が教える「メロン」の話 ── 見極め方から、あの網目の秘密まで

スーパーの売り場に並んでいても、なんとなく声をかけにくい。手に取るのにちょっと気合いがいる。値段もそれなりだし、「食べごろを外したら嫌だな」という緊張感もある。そのくせ、食べてみると「なんでもっと買わなかったんだろう」と思う。今回は青果部門...
山の話

【実録】くじゅう大船山のミヤマキリシマ完全攻略ガイド!

御池の絶景を混雑回避して楽しむための登山ルートと注意点九州のハイカーなら誰もが一度は夢見る、くじゅう連山・大船山(たいせんざん)のミヤマキリシマ。特に山頂直下にある「御池(おいけ)」をピンクに染め上げる光景は、まさに地上に現れた極楽浄土のよ...
八百屋の話

スイカを買って帰ったら、甘くなかった——あなたもそんな経験ありませんか?

「せっかく買ったスイカが甘くなかった…」そんな経験はありませんか?実は、美味しいスイカには見た目や音に共通する「サイン」があります。この記事では、プロの視点から失敗しない選び方のコツを徹底解説。もしハズレを引いてしまった時の絶品リメイク術もご紹介します。
山の話

夜明けを盗みに行け——朝駆けという、正気を失った者だけが知る山の顔

午前2時に起き、暗い登山道をヘッドランプ一本で登る「朝駆け」。由布岳で見た雲海、星空、夜明けの光と風——言葉では半分しか伝わらないが、その半分を書いた。
八百屋の話

私より上手く説明したやつの話

小塚くんは、入って半年になる。仕事は早い。というか、妙に早い。青果の仕事って、最初はだいたい手がもたつくものなんだけど、彼の場合はそうでもない。野菜の並べ方も丁寧だし、値札も曲がらない。お客さんに話しかけられても、変にテンパらない。ちょっと...
山の話

海の女王、山で暮らす——祖母山という問い

なぜ海の女神・豊玉姫の名が山の頂に刻まれているのか。祖母山1756mの稜線を歩きながら、神話と棚田と山の景色が交差する問いを追った登山エッセイ。
山の話

理由なんて、あとからでいい——山野井泰史という生き方

世の中には、やたらと理由を欲しがる人がいる。「それ、なんのためにやってるの?」「続けて意味あるの?」「将来どうなるの?」たいていは悪気があるわけじゃない。ただ不安なだけだ。理由があれば安心できるし、説明できれば“ちゃんとした人生”に見える。...