山の話

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英彦山に本宮を見に行った話

去年の12月、英彦山の本宮が改修工事を終えたというニュースを目にした。あの山頂の社が、どんな姿になったのか。それを確かめたいという気持ちが、ずっと頭の端に引っかかっていた。登山の動機というのは人それぞれだ。絶景を見たい、体を鍛えたい、精神を...
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【高崎山登山】サルだけじゃなかった。別府湾を一望する628mの小さな大きな山

「高崎山」と聞いて、まず何を思い浮かべますか。おそらく9割の人が「サル」と答えると思う。ニホンザルが1000頭以上いる自然動物園。子どもの頃にテレビで見た、あの場所。登山の山として意識したことは、正直なかった。ところが実際に登ってみたら、思...
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【実録】くじゅう大船山のミヤマキリシマ完全攻略ガイド!

御池の絶景を混雑回避して楽しむための登山ルートと注意点九州のハイカーなら誰もが一度は夢見る、くじゅう連山・大船山(たいせんざん)のミヤマキリシマ。特に山頂直下にある「御池(おいけ)」をピンクに染め上げる光景は、まさに地上に現れた極楽浄土のよ...
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夜明けを盗みに行け——朝駆けという、正気を失った者だけが知る山の顔

午前2時に起き、暗い登山道をヘッドランプ一本で登る「朝駆け」。由布岳で見た雲海、星空、夜明けの光と風——言葉では半分しか伝わらないが、その半分を書いた。
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海の女王、山で暮らす——祖母山という問い

なぜ海の女神・豊玉姫の名が山の頂に刻まれているのか。祖母山1756mの稜線を歩きながら、神話と棚田と山の景色が交差する問いを追った登山エッセイ。
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理由なんて、あとからでいい——山野井泰史という生き方

世の中には、やたらと理由を欲しがる人がいる。「それ、なんのためにやってるの?」「続けて意味あるの?」「将来どうなるの?」たいていは悪気があるわけじゃない。ただ不安なだけだ。理由があれば安心できるし、説明できれば“ちゃんとした人生”に見える。...
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山と父と、あの朝のトイレのこと

子どもの頃、父がぽつりと言ったことがある。「山、行くか」それだけだった。特別な前置きも、理由もなかった。父という人は、そういう男だった。多くを語らず、誘う時も誘われた側が断れないほどの静けさで、ただ一言だけ置いていく。私はうん、と言った。今...